知らないうちに首にポツポツとできている首イボは、目立ってしまったり、服やストールなどに引っかかったりと、やっかいなできものです。
皮膚科で切除してもらうことが一番簡単ですが、忙しさから市販薬を使用したいと思う方も多いのではないでしょうか。
首イボにおすすめの成分などをご紹介します。
なぜできる?首イボができる原因とは
首イボは、人によってできやすいこともあります。主な原因はこちらです。
- 遺伝
- 刺激
- 紫外線
- ウイルスなど
遺伝的な要因
イボは遺伝的な要因が大きいといわれています。親がイボができやすい体質であれば、遺伝してしまう可能性があるため注意しましょう。
刺激による要因
イボができやすい方は、刺激によってイボができてしまうことがあります。
タートルネックの服やネックレスなどの刺激や、体を洗うときにゴシゴシこすることはあまりよくありません。
紫外線による要因
また、紫外線は肌を老化させてしまいます。イボの多くは老化現象の一つです。紫外線によって老化を早め、イボができやすくなることもあるため注意しましょう。
遺伝的な要因でイボができやすい方は、子どものころから紫外線対策などを行うことをおすすめします。
紫外線によるダメージは、メラニンを作るだけでなく肌の乾燥も招きます。肌の乾燥は、新陳代謝がスムーズにいかなくなる原因です。肌が一定の周期で生まれ変わることをターンオーバーといいます。
ターンオーバーの乱れは、さまざまな肌トラブルにつながります。シワ、シミ、そばかす、ニキビなどの原因にもなり、肌の感触も悪くしてしまいます。
ターンオーバーが乱れると、いらなくなった肌の角質がはがれずに肌に残るようになります。すると皮膚から排出されるはずの老廃物が残り、肌トラブルになってしまいます。
イボを予防するには、肌の生まれ変わりをスムーズにしてあげることが大切です。
ウイルス性イボによる要因
ウイルス性のイボは感染するため、できる場所は首だけではありません。
知らずに、自分でハサミを使って切除してしまうと他の場所にうつってしまうことがあります。
なかなか治らなかったり、たくさん広がってしまったりしたときは、ウイルス性の可能性もあるため病院で診てもらうことをおすすめします。
首イボに効果が期待できる主な成分とは
ヨクイニン
ハトムギという植物の成分がヨクイニンです。
ハトムギはタンパク質やビタミンB、カリウムなどの栄養価が高く、ハトムギ茶などで親しまれています。体内の余分なものを排出する働きがあり、美容や健康によいといわれています。
ヨクイニンは肌のターンオーバーを促してくれるため、イボにも効果が期待できます。
保湿効果もあり、きれいな肌を目指すことにおすすめの成分です。
杏仁エキス
杏子の種子から抽出されるオイルです。
老化予防が期待できるリノール酸や紫外線対策によいバルミチン酸、抗酸化作用が高いことで知られるビタミンEなどを豊富に含んだエキスです。
皮膚をやわらかくする働きがあるといわれていて、ターンオーバーの促進に期待ができます。
ターンオーバーを早めてくれる杏仁エキスの入ったクリアポロンは保湿効果が抜群で潤いやハリまで取り戻してくれます。
また、先ほど上記で紹介したヨクイニンも配合されているので、肌荒れ防止にもなります。
■公式サイト:http://www.clearporon.jp/
サリチル酸
イボの外用薬に使われている成分です。
角質をやわらかくしてイボの除去などに効果があるといわれています。他にも殺菌や抗炎症などの働きもあります。
しかし、刺激が強い成分なので注意が必要です。
イボの外用薬にもなって市販されていますが、顔や首などには使用することができません。首イボには使用できないということをおぼえておきましょう。
首イボの外用薬と内服薬
外用薬は直接塗れるため、効果が出やすいといわれています。
刺激が強いものもあるため、皮膚科で処方してもらうことが安心です。
内服薬は効果が出るまでに時間がかかりますが、イボだけでなく体全体への効果も期待できます。
イボは遺伝的な要因もあり、若いうちからイボができる方はイボができやすいといえます。
根本的な対策をしないと再びできやすいため、生活習慣の見直しも合わせて心掛けるようにしましょう。
根本的な改善を目指すための心掛けとは
首イボを予防するには、細胞の新陳代謝がスムーズの行われていることが重要です。
新陳代謝は、生活習慣や食事などにより改善を目指すことができます。
食事も大切!美肌効果に期待ができるお茶と栄養素とは
ハトムギ茶
ヨクイニンが含まれている首イボ予防におすすめの成分です。
ハトムギ茶を飲むだけでも、首イボに効果的な成分ヨクイニンと同じような効果が期待できるといわれています。
首イボ予防だけでなく、アンチエイジングにも期待ができます。
シミやシワが気になる方はもちろんニキビなどの肌荒れに悩む方にもおすすめです。くすみにも働きかけて美しい白い肌を期待できます。
また、利尿作用や、腸に働きかけて余分なものの排出を促すといわれています。
腸内環境が整うことで、肌荒れ防止にも役立ちます。
美肌効果ができる主な栄養素も見てみましょう。
タンパク質
体を作るために必要な栄養素です。美肌を目指すためにもタンパク質が不足しないようにしましょう。
たまごや肉、魚に含まれています。
ビタミンC
熱に弱いため、加熱せずに食べられるものがおすすめです。
ビタミンCはフルーツに多く含まれています。
いちごやかんきつ類などに豊富に含まれています。
また、野菜にも多く含まれているため、加熱せずにサラダなどで食べることがおすすめです。
ビタミンE
アンチエイジングによいといわれている栄養素です。抗酸化作用が高く、動脈硬化やシミなどの予防におすすめです。
ターンオーバーを促進させてくれるため、首イボの予防に期待ができます。
ゴマやカボチャ、魚などに含まれています。ビタミンAやビタミンCと一緒に摂取すると相乗効果があるといわれています。
亜鉛
ターンオーバーを促してくれる栄養素です。牡蠣などに多く含まれています。
食物繊維
腸内環境を整えることは、肌荒れ防止につながります。
食物繊維は善玉菌のエサになるため、腸内環境のバランスを整えることに期待ができます。
きのこ類やインゲン豆などに多く含まれています。
脂肪分の多い食事は摂りすぎないようにしましょう。また、糖質の摂りすぎも注意が必要です。
糖質の過剰摂取は老化を早めるといわれています。
必要な栄養素は多岐にわたります。
いろんな食品からバランスよく栄養を摂取することが大切です。
1日3食バランスのよい食事をすることで、美肌効果を期待できます。
生活習慣を正すことも大切です
質のよい睡眠がとれるように、寝る前のスマートフォンなどはやめましょう。
寝る前の数時間は、リラックスできる過ごし方をしましょう。ゆっくりお風呂に入ることもおすすめです。
ストレスを溜めないように、適度な運動や好きな趣味を楽しむことも大切です。
ストレスは活性酸素を増やし、老化につながることもあります。ストレスをなくすことは難しいですが、なるべく解消するようにしてみましょう。
タバコの吸い過ぎやアルコールの摂りすぎも、肌への影響が心配されます。
首イボ予防の対策とは
保湿
乾燥に注意して、肌のターンオーバーが正常になるように心掛けましょう。
紫外線対策
日焼け止めはもちろん、日傘や首元のストールなどもおすすめです。
また、目から入る紫外線もメラニンを生成するといわれています。
日差しが強いときはサングラスもおすすめです。
刺激しない
体を洗うときはゴシゴシこすらないようにしましょう。
また、服の繊維やネックレスなどの刺激にも注意しましょう。
清潔にする
ウイルス性のイボに感染しないためには、清潔に保つことが重要といわれています。
汗をかいた後は、そのままにしないようにしましょう。
首イボに効果的な成分の摂取だけでは根本的な改善にはつながりません。
ヨクイニンや杏仁エキスなどの成分とともに、規則正しい生活やバランスのよい食事などにも気をつけるようにしましょう。