あかすりで首イボも除去できる?それとも効果なし?
ザラザラした感触や見た目が気になる首イボ、悩んでいる人も多いですよね。その対策として、あかすりを思い浮かべる人もいるでしょう。
ポロポロと面白いほど垢が取れるあかすりなら、首イボも同じように綺麗に取り去ってくれそうな気がしますよね。
多いに期待したいところですが、実際にあかすりで首イボはとれるのでしょうか。
あかすりは角質除去に有効
あかすりは美容大国と呼ばれる韓国で生まれた美容法のひとつです。
入浴後にあかすり専用のタオルを使って肌の表面を削りながら、溜まった角質を落としていきます。いわゆるピーリングのようなものですね。
角質が取れた後の肌表面はツルツルとしていて、あかすりをする前より肌がずっと滑らかで綺麗になったように感じるはずです。
古い角質が溜まってしまうと様々な肌トラブルの原因になります。その為、定期的に除去するのはとても大事なことなのです。
あかすりの刺激によって全身の血行も促進され、新陳代謝もぐんとアップ!古い角質が落ちた肌は柔らかくなり、肌のトーンもアップして透明感を取り戻すことができるでしょう。
更に、溜まった角質は酸化して体臭の原因になることも!あかすりでしっかり角質を落とすことで体臭予防にも効果的です。
このようなメリットがある為、日本のエステなどでもあかすりを取り入れているところが多いのです。
知っておきたいあかすりのデメリットとは
角質を綺麗に除去してくれるあかすりはとても魅力的ですよね。しかしその反面、次のような気になるデメリットもあるのです。
必要な角質や皮脂まで除去してしまう
古い角質を落とすことはいいのですが、肌に必要な角質や皮脂まで除去してしまうことがあります。
本来あるべき角質層まで落としてしまうと、肌は乾燥してバリア機能をなくし敏感肌になってしまうのです。
肌への刺激が強い
あかすりは肌表面を削って角質を落とす為、どうしても肌への刺激が強くなってしまいます。その結果、ヒリヒリと炎症を起こすなど肌トラブルを起こすことにもなるでしょう、
決してマイルドなスキンケア法とは言えないので、肌が弱い敏感肌の人は特に注意が必要でしょう。
色素沈着の原因になる
あかすりの強い刺激によってメラニンが過剰に生成され、肌が色素沈着を起こしてしまうこともあります。
頻繁にやり過ぎたり強くこすり過ぎたりするのは絶対にやめましょう。
あかすりは首イボに効果なし
面白いほど角質をポロポロ落としてくれるあかすりですが、残念ながら首イボには効果がありません。
そもそも首イボができている肌というのは、決して健康な状態ではありません。新陳代謝が低下し、免疫機能も落ちてしまっている状態なのです。
そこにあかすりの強い刺激が加わってしまうと、更に大きなダメージを与えることになってしまうでしょう。
あかすりは、あくまでも健康な肌があってこそ効果を発揮するもの。
首イボに関わらず、肌自体が弱っている時にはあかすりは控えた方がいいということです。
また、首は他の部位に比べて皮膚が薄い部位でもあります。その為、他の部位に比べて更に刺激が強くなってしまうのです。
あかすりで無理やり首イボをとろうとすれば、綺麗になるどころか逆効果になってしまうリスクが高いでしょう。
あかすり首イボに与える悪影響とは
では、あかすりをすることによって首イボにはどんな悪い影響があるのでしょうか。
首イボが炎症を起こす
首イボができている肌はとてもデリケートな状態です。
そこにあかすりの刺激が加わってしまうと、首イボ自体が炎症を起こしてしまうのです。
あかすりをする前よりも首イボが目立ってしまうということにもなり兼ねません。
痛みが出る
あかすりは肌表面を削ることになるので、それなりの痛みを伴います。
それを痛気持ちいいと感じる人もいますが、少し引っ張っただけでも違和感を覚える首イボにとってはかなりの痛みになるでしょう。
首イボが更に増える
あかすりをすることによって、首イボが更に増えてしまう危険性もあるのです。
それはその首イボが老人性の首イボではなくウイルス性の首イボだった場合です。
首イボには老人性とウイルス性があり、老人性の場合は刺激で増えることはありません。
ただウイルス性だった場合、首イボに刺激が加わったことでウイルスが活性化し、周囲の肌にもどんどん広がってしまうのです。
首イボが減るどころか増えてしまったら全く意味がありませんよね。
首イボは自然にとれるのが理想的
首イボは場所が場所だけに余計気になりますよね。
どうしても除去したくなる気持ちは分かりますが、自己判断で無理やりとろうとするのはおすすめできません。
あかすりで首イボを除去するのはあまりにもリスクが大き過ぎます。
首イボの対策としては、肌の新陳代謝を活性化して、自然に首イボがとれるような肌状態にするのが理想的といえるでしょう。