首イボは子供だって出来てしまう事はある
首周りを触っていると一部分だけ妙に固くて出っ張りを感じる様になったらそれは首イボのサインです。
首イボは痛みや痒みこそ襲っては来ませんが触ったときの違和感は残る厄介な物です。
しかしこの首イボは大人、特に30代を過ぎてきた辺りから段々老化現象が見られる年頃の人に見られやすい現象で未成年の子供には無縁の話…と言う訳でもなく子供や高校生でも首イボが出来る事は起こりえます。
どうして子供にも首イボが出来てしまうのか?
子供に首イボが出来る場合は尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)、早い話がウイルス性による物が原因です。
子供は大人に比べて免疫力が低い為ちょっとした切り傷程度からでもウイルスが侵入し痛みと痒みを感じない内にイボが発生し肉眼では見えない大きさのイボが少しずつ大きくなっていき気づいた時には首イボが出来ていると言う事になります。
しかし子供の首イボ原因は他にもある
子供の首イボは尋常性疣贅に加えて現代ならではの切っ掛けで首イボが出来てしまう事があります。
主な切っ掛けを挙げて行きましょう。
1.夜更かしによる生活リズムの変化
子供の時には夜更かしをする事が多かったと思いますが現在はパソコンやスマートフォンの発達により夜更かしをする子供が増えてきています。
特にスマートフォンは布団に入り片手に持った状態で簡単に動画やゲームが出来るとあり夜更かしを作る切っ掛けにもなっています。
今の高校生はほとんどがスマホを持っているので、こういった行動をする子も少なくないのではないでしょうか?
しかし切っ掛けはどうであれ夜更かしをしてしまうと睡眠不足や生活リズムの崩れにより肌のターンオーバー(古い皮膚がアカとなり自然に剥がれ落ちて新しい肌へと変わる新陳代謝の働き)が乱れていき排出しきれなかった古い肌が
角質として溜まっていき皮膚の一部に出っ張りとして盛り上がっていき結果として首イボを作る切っ掛けになってしまう事もあります。
2.食生活の変化
首イボが出来る原因は更に乱れた食生活が切っ掛けで出来てしまう事もあります。
現代はインスタント料理、ファーストフード、コンビニスイーツ等食生活が多様化していますが一部のメニューや料理ばかりを偏って摂取していると栄養バランスが大きく乱れてしまい体の成長を阻害するだけじゃなく肌荒れや首イボが出来る切っ掛けにもなります。
他人からの感染で首イボになることもある
自分自身は健康な生活リズムを維持し怪我をしていなくても他人からの感染により首イボになる事があり尋常性疣贅の場合は他人に移りやすい為他人のに触れていつの間にか感染していたケースが多いです。
子供に限らずですがプールやお風呂等不特定多数の人間が多くいる様な場所だと感染するリスクが高くなるので注意が必要です。
首イボが出来た場合の対処法はどの様に行えば良いのか?
もし子供に首イボが出来てしまった場合は治療するしかありません。
首イボが出来てしまった場合の治療法として現在行われているのは以下の様なやり方があります。
1.皮膚科へ行って処方してもらう
確実に首イボを処理したいのであれば皮膚科へ通院し治療してもらうのが一番です。
皮膚科で治療する場合は主に液体窒素に付けた綿棒や綿を使ってイボに直接当てて壊死させかさぶたが自然に剥がれ落ちる様に1~2週間後を目安に自然に落ちる様にしてイボを除去します。
ただし大きさによってはハサミで直接切り取ったりクリームを塗っての治療をする事もあるので皮膚科に行ったからといって必ず液体窒素での治療になる訳ではなく皮膚科や大きさ次第で治療法が決まります。
2.レーザー治療を使う
炭酸ガスを気体化させレーザーとして照射しイボ自体を切り取る物でこちらの治療に使うレーザーは削る範囲や深さ等を調整できるので
既に出来上がった首イボ以外にも肉眼でもギリギリ見えるかどうかの小さすぎる首イボでもピンポイントに切り落とす事が出来るのでイボが大きくなる前にレーザーで潰しての対処ができます。
3.首イボ用のクリームを使う
首イボの部分にクリームを塗りイボを徐々に除去していく方法で通院したくない人や自宅にいながら治療したい人向けと言えます。
クリーム自体も市販の薬局でも購入する事が出来るので入手自体は簡単です。
4.ハサミで切る
皮膚科で治療する際にはハサミを使って除去する事もあると答えましたがハサミを使うだけなら自宅にあるハサミでも除去する事は可能です。
少なくとも保険適用されるとは言え治療費が惜しい人や時間がどうしても無い時の手段としては有効です。
またハサミ以外にも爪切りやニッパで切ると言う方法もあります。
5.切除手術
首イボでも液体窒素、レーザー、ハサミでも除去が難しい程の大きさの場合はメスを使っての除去手術となります。
イボの根本をメスで除去し後は傷口を縫い合わせて止血と簡単に済みます。
6.内服薬を使う
外から除去していくのに対して内服薬は名前の通り内側から治していく物であり薬を飲んで内側から少しずつ直していきます。
子供向けだと一番安全な治療法はどれ?
治療法を紹介しましたが今紹介したのはあくまで大人向けで子供向けとなると話は変わってきます。
子供向けでオススメなのは「首イボ用クリーム」「内服薬」を使うがオススメです。
オススメなのには理由があります。
1.痛みを伴わない
イボを確実に除去したいのであれば液体窒素、レーザー、ハサミ、切除手術がオススメなのですがこれらの治療方法は大人から見ても結構な痛みがあり子供だと耐えられない可能性が高いです。
一方でクリームと内服薬の場合上記のやり方に比べると即効性は無いですが痛みを伴わずゆっくりと治療していける為肌や刺激の耐性が大人に比べてまだ弱い子供に向いています。
2.跡が残りにくい
クリームと内服薬がオススメな理由には跡が残りにくい事にあります。
上記のやり方だと切り取った後の治療もしてもらえるとは言え傷跡として残る事もあり大人になっても残ったままとなる事もあります。
首の部位となると服や髪でそうそう隠せる物ではなく後々コンプレックスになってしまう可能性もあるので子供の将来的にもクリームと内服薬の方が安心です。
3.値段が安い
クリームと内服薬の場合だと親御さんからの面で見ると出費が安く済むのもオススメ出来る理由です。
市販されているクリームだと数千円と少々高いですが首イボが出来る度に使っていけて無くならない限りは長く使っていけるので長い目で見ると皮膚科の通院よりも安く済みます。
また内服薬だと液体窒素やハサミ、切除手術と同様に保険適用されて数百円から千数円程となる事が多いので出費面でも安いです。
4.自宅にいながら治療できるので通院する必要がない
クリームと内服薬は基本的に自宅にいながら治療する物で内服薬だと新たに購入や状態確認で通院する事はあれど基本的には自宅で治療します。
自宅治療となるので皮膚科の営業時間に合わせて通院予定を立てる必要がないし通院する必要もないので時間的にも出費的にも圧迫されにくいので親御さんの面から見てもオススメです。
首イボ用クリームと内服薬に使われている成分って何?
首イボ用クリームと内服薬には共通して含まれている成分が有りその成分の名前はヨクイニンです。
ヨクイニンとはイネ科の穀物であるハトムギの殻を向いた種子を使った漢方薬でヨクイニンには免疫細胞を活性化させ細胞の抗力を向上させウイルスに耐える体を作り更に新陳代謝を働きかけ肌のターンオーバーを正常化させる働きを持っているので首イボ治療にはうってつけな成分です。
病院で貰える物だけじゃなく市販されている首イボ用クリームや内服液にも必ずと言っていい程含まれているのでヨクイニンは首イボ治療にとって欠かせない存在です。
子供に首イボが出来たらまずは専門家に見て相談した方が一番安心
子供に首イボが出来ても現在は治療法が多数確率されており痛みを伴わない治療法、今回だとクリームと内服薬があるので子供向けの治療方法としてオススメします。
しかし確実に直したいのであればやはり皮膚科へ行って一度見てもらい子供に合わせた治療法を相談してもらった方が安全です。
お金は惜しいかもしれませんがお子さんの事を考えるとここはグッと堪えて必要経費と割り切って治していきましょう。